米5月雇用統計が急減速なのに利下げ期待膨らんで株価連騰

今週のアメリカ株式市場は、月曜日にGAFAへの反トラスト法抵触についての調査が入るという観測から下げで始まりましたが、その後は、火曜日から金曜日まで上昇し続けました。

雇用統計が急減速なのに株価上昇

注目の5月雇用統計が6月7日(金)に発表され、非農業部門の雇用者数は、市場予想が18万5千人増に対し、7万5千人に増加にとどまり予想を大幅に下回りました。また、平均賃金も予想0.3%増に対し、0.2%増にとどまりました。

いつもだったら、こういう状況なら景気減速が懸念され、株価は下落するはずなのですが、FRBが利下げをする可能性が高まったという理由で、株価はさらに上昇しました。

ダウ指数が+1.02% 、S&P500指数が+1.05%、ナスダックがなんと+1.66%上昇しました。

どっちでも後理屈できる

6月7日に株価が上昇したのは、これまで5月以降ずっと下げ続けていたので、株価に割安感が出て、反発し続けているということだと思います。経済指標が弱含んでいるので、利下げの可能性が高まったから、株が買われたというのはどう考えても後理屈です。逆に下がっていたら、雇用統計が予想外に悪くリセッションの懸念から株は売られたと、翌日の新聞には報道されるだけです。どうとでもあとになってから解説可能です。

過去最高値を狙う

ここまで悪い材料が出ても、跳ね返して株価が上がっていく勢いがついていると言うことは、来週も株価は上昇し続けていくと思えてきます。

S&P500指数も終値で2,873.34まで上昇し、過去最高値の2,954.13まで、あと3%弱まで迫っています。過去最高値更新の可能性も出てきました。

遠くはよく見えるけど一寸先は闇

そうはいうものの、一寸先は闇です。株式投資に関しては、長期では、かなりの確率で米国の優良銘柄は右肩上がりなんですが、短期の値動きに関しては全くもって予測不能です。一寸先は闇だけど、遠くの景色はなぜかすっきり見えているという不思議な世界です。

先週までは、どうやったら株価って上昇するきっかけをつかめるのだろう?という気分だったのにホント不思議です。

先週末に損切りしていたら、今週の反発相場に乗り切れず、大きく損していたと思います。

やはり、売ったら負けですね。