S&P500は2,800の上値抵抗線で3度も跳ね返されている

3月5日のアメリカ株式市場は、続落して終わりました。3月4日のときもそうだったんですが、序盤は調子よく上がっていて、午後から次第にヘナヘナと下がってしまいます。2月までの上昇相場が、3月に入ってから停滞しています。

S&P500の2,800が抵抗線

過去1年間のチャートを見てみると、S&P500であれば2,800、ダウ平均であれば26,000ドルあたりで、過去3回ぐらい上昇しては跳ね返されて下がるという動きを繰り返しているのがわかります。

こういうのを上値抵抗線(レジスタンスライン)と呼びます。反対語は、下値支持線(サポートライン)です。

投資家の心理が上値抵抗線をつくる

なんで上値抵抗線になると跳ね返されるようなことになってしまうのでしょう?ガラスの天井みたいなものがあるのでしょうか?

調べてみると、どうも投資家の心理が上値抵抗線をつくってしまうようです。

そもそも昨年の10月初めから12月末にかけてアメリカ株式市場は大きく下落しました。9月末には、S&P500は、2,900台ダウなら26,700台まで上昇して最高値を形成しました。そこから下がっているので、リスクを取ってトレードしていた投資家は大きく損失を被っているはずです。

今年に入ってからどんどん株価は回復しています。あなたが大損していて塩漬けにしている投資家なら、どうしますか?

もう株式投資は懲り懲りだ、そこそこ株価が回復したところで売ってしまおうと思いますよね。そうなると、最高値から急落して、一旦回復してそこからまた下落してしまっている11月7日あたりのS&P500の2,800、ダウ平均の26,000にまで戻ったら、損切りになるけど、まあそこそこ回収できたしもういいかな?と思って売ってしまいます。それが12月3日の2回目の高値です。

ヘッジファンドも、株価が下がって、顧客から解約したいという注文が殺到していますから、そこそこ値を戻したところで売ってしまいます。そうこうしているうちに、上値抵抗線ができてしまうようです。

あなたが売りたいときはほかの人も売りたい

このくらい上がったら売りたいなあ、とか思っていると、そのちょっと手前で株価が下がってしまうということないですか?あなたが思っているということは世界中でおんなじことを考えている人がいっぱいいると言うことなんですよ。だからガラスの天井みたいなものが形成されて、株価が跳ね返されてしまいます。

なにかポジティブサプライズが必要

結局、こんな感じで3回も上値抵抗線で跳ね返されているわけだから、いまみたいになんかこれといった好材料がないときは、なかなかこれを突き破ることは難しいです。なにかポジティブサプライズがあれば、一気に突き破って、過去最高値あたりまで上がっていくでしょうね。