石油銘柄の株は上がらない、航空会社の株は買い

ジェレミー・シーゲル博士の著書で、アメリカ株投資家の間で有名な「株式投資の未来」には、石油メジャーの銘柄は、配当利回りが高く、それを再投資することによって、市場平均を上回るリターンが得られることが過去のデータから実証されています。しかし、ご存知の通り、昨今の原油安で、エクソンモービルやシェブロンなどの石油メジャーの銘柄株は、S&P500指数をアンダーパフォームしています。今後、シーゲル博士の理論通り、アウトパフォームするのでしょうか?

原油はもう上がらない

率直に言うと、石油株は、長期的にはアンダーパフォームすると思います。私が株式投資を始めたのは、2014年からですが、そのころは、原油は1バレル100ドルぐらいありました。その後、アメリカではシェールオイルを採掘して採算が合うようになりました。これで、原油を大量に消費しているアメリカが外国の原油に依存しなくても良くなったわけです。

2015年からは、中国経済のバブルが崩壊し始めて、2016年1月には、原油価格が1バレル30ドルを割りました。

そうなるとシェールオイルの生産は採算が取れなくなり、シェールオイル企業が倒産したり、操業を停止したりするようになりました。しばらくすると、需給バランスが取れて原油価格は上昇します。しかし、原油価格が上がると、またシェールオイルの生産が再開するので、また原油価格が下がります。

今年に入って、中東情勢がキナ臭くなると原油価格が上昇しましたが、それでも60ドル止まりです。現在の価格は53ドルなので、一時のひどい原油安よりは上がってはいますが、今回の中東情勢の緊張の状態でもこの程度だと言うことは、もう昔のような100ドル越えはないと思います。

原油は枯渇しないし、地球に優しい

世界の原油の消費量は次第に増加していくと思いますが、意外にも原油は枯渇しないようです。私が子供の時は、原油は今後15年で枯渇すると言われていましたが、そんな話は全く聞かなくなりました。

さらに原油安に追い討ちをかけるクリーンエネルギー運動とプラスチックゴミ撲滅運動です。私には、電気自動車とか本当にCO2削減に貢献しているのかさっぱりわかりません。原発が止まっている日本では、電気作るのに石炭や石油を燃やしているんですよ。粉々になったプラスチックって、魚が食べたら人体に有害なんでしょうか?石油って、植物由来ですよ。CO2増えたら植物が光合成して植物が繁殖するように思うんですけど、CO2なくなる方がやばいのでは・・・?

エコの話はさておき、原油価格は、インフレの影響もあって次第に少しずつ上がっていくとは思いますが、それでもエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)の株価を市場平均以上には引き上げられないです。

XOMやCVXを長期保有するとつらいよ

XOMもCVXも5年間にチャートがこんな感じです。

石の上にも3年と言いますが、3年間、株価が上がらなくてもつらいです。5年も株価が低迷したら、本当に嫌になります。いくら長期投資とは言え、人生は一回きりです。5年も無駄にしたらもうやり直し効きません。

航空会社は原油安だと楽ちん

バフェット氏が、デルタ航空(DAL)やサウスウェスト航空(LUV)などの航空会社の株を買ったのも、原油価格がもうそれほど上がらないと考えたからなのかもしれません。旅客機は、燃料が石油なので、原油価格が上がると利益幅が小さくなってしまいます。ですから、2000年代には、米国への同時多発テロの影響や、原油価格の高騰で、航空会社の経営が破綻しました。現在のバークシャー・ハサウェイ(BRK)は、石油会社の株を保有していません。原油価格が安定したこれからの時代は、航空会社の株の方がリターンが大きいと考えているのです。

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