キング牧師記念日 アメリカの黒人差別と公民権運動

今日のアメリカ株式市場は、キング牧師記念日で休場です。毎年、1月の第3月曜日が、キング牧師の誕生日が1月15日であったことから、国民の祝日になっています。1986年に初めてこの祝日が施行されました。

私が生まれたときは黒人には人権がなかった

今日は、その黒人差別にアメリカの黒人公民権運動の指導者であったマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの記念日なので、アメリカではいつごろまで黒人差別があったのか、振り返ってみたいとおもいます。

私が小さいとき、母親と近所の喫茶店に良く行きました。当時は、スターバックスなどのコーヒーチェーン店もなく、地元のオーナーさんが経営している喫茶店がほとんどでした。母はいつもコーヒーを飲んでいましたが、子供だった私は、大阪名物のミックスジュースを注文してもらっていました。あの頃の喫茶店のあるあるメニューには、フルーツサンドフルーツポンチオムライスが定番でしたね。なぞのメニューが、ピザで、子供心に何度か注文をトライしましたが、店のご主人に、「焼くのに時間がかかるよ。」と何度も念を押されて、母親も店のご主人に味方して、いつも注文を断念することになっていました。当時は、オーブンの火力が弱かったんでしょうね。夏になるとアイスコーヒーが注文できるようになるんですが、名前が、「レイコ」(冷コーヒー)と言いました。

かなり脱線しましたが、当時、母が喫茶店で幼い私に言っていたことは、「アメリカでは黒人は喫茶店にも入れないし、バスも座れないんやで。」という遠い異国の話でした。当時、両親を含めて、アメリカなんか私のまわりの人の中では誰も行った人なんていませんでした。幼心に、なにか深刻な問題をアメリカが抱えていて、逆に、日本は平和な国だなと思いました。

現代のアメリカには黒人差別はありません。

たぶん。

個人の心の中まではわからないのでなんともいえませんが、少なくとも公には差別はありません。

学校の教科書には、19世紀の1863年にリンカーン大統領による奴隷解放宣言で黒人差別がなくなったということになっています。しかし、実際には、南北戦争の大義名分で北軍の指導者だったリンカーンが唱えたもので、南軍が敗北した後も、黒人を差別する法律は生き残り、さらに差別する新たな法律が次々と議会で承認されていました。

アメリカで黒人に選挙権が与えられたのは、なんと戦後の1969年のことです。1969年と言えば、アポロ11号が月面に着陸した年です。

日本で普通選挙の選挙権が日本国民の男性に与えられたのは、1928年のことです。

ちなみに、女性の普通選挙権は日本のほうが遅くて、戦後の1945年ですが、アメリカは1920年です。

1960〜70年代までは、アメリカでは黒人の人権運動が盛んな時期で、アフリカではいままで植民地だった国々が独立していった時期でした。

1970年代ごろまでは情報が遅かったので、当時若かった私の母は、アメリカで起こっていた様々な出来事を幼い私に話していたんだと思います。