バフェット銘柄のクラフト・ハインツ(KHC)が会計不正疑惑で株価急落

ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK)が保有する銘柄で、6番目に時価総額の多いクラフト・ハインツ(KHC)の株価が、2019年2月22日のアメリカ株式市場で、-27.45%も急落しました。

決算報告が悪かった

2018年第4・四半期の1株あたりの利益(EPS)が0.84ドルで、アナリスト予想が0.94ドルだったので、予想を大幅に下回りました。売上高も68億9千万ドルで、予想の69億4千万ドルを下回っています。

減配

KHCは、四半期毎に、0.625ドルずつ配当金が出ており、順調に増配している銘柄でした。今回の決算報告で、配当金を36%減らす(1期あたり0.4ドル)と発表しました。前日まで、年5%以上の配当利回りの高配当株になっていました。配当の年利回りが5%を超えだすと、株価がおもったように上がっていない、というか、下がり続けて、配当金の比率が負担になってきているということなので、減配されるリスクが大きくなります。減配によって、利回りが3%ちょっとになるので、まあ適度な配当ということになりますね。さらに27%も急落したから、また5%ぐらいになっていますけど。

粉飾会計疑いで調査

また、KHCの会計に粉飾があったのではないかということで、米証券取引委員会(SEC)から書類提出を求める召喚状を受け取ったこともあきらかになりました。もし、本当に粉飾をしていたとなると、東芝とかと同じようなスキャンダルで、さらに株価が下がるかもしれません。

ずっと株価が下がり続けている

そもそもチャートをみると、ここ1年ぐらいずっとKHCの株価は下がり続けています。

その上、悪い決算報告、減配、粉飾会計で急落ですから、投資が報われる可能性はかなり低いと言わざるをえません。クラフト・ハインツは、ケチャップやソース、チーズ、クラッカーなどを製造販売する世界第5位の食品会社です。生活必需品を扱っている古くから愛用されている食料品ブランドメーカーなので、景気に左右されず、着実に収益があがるビジネスのはずです。しかし、最近は、買収合併などを繰り返し、のれん代が増大してきていることで経営が苦しくなっているようです。

バフェット氏でも個別銘柄は失敗する

世界最強の投資家であるウォーレン・バフェット氏でも個別銘柄選びは失敗すると言うことです。

高齢のバフェット氏が自分で分析をしているとは思えませんが、少なくとも私たち個人が分析する能力を遥かに超える優秀な人材がバークシャー・ハサウェイには集結していて、ほとんどすべての労働時間を費やして、投資対象の企業を調査しているはずです。それでも見抜けないとなると、分析することにどんな意味があるのだろうと思ってしまいます。

野球で言うと、必死で練習して打率3割、サボってばかりで試合に出て、打率2割5分みたいなものです。それなら、投資の細かい数字を分析するヒマがあったら、バイトでも行って稼いだ方が効率的です。

やはり分散投資

いくら調べてもKHCみたいなことになるのなら、私たちはどうしたら良いのでしょう?

選択肢は、2つです。

1つめは、S&P500指数のETFを購入してなにも考えない。もしそれが退屈なら、ナスダック100銘柄のETFであるQQQとバークシャー・ハサウェイ(BRK)の株も購入して、3本柱で分散投資する。考えないで余った時間は、バイトで稼ぐ。

もう1つは、個別銘柄なら分散投資すること。

これが私の選んだ選択肢ですが、過去のチャートを見て、山あり谷ありしながらもS&P500指数よりも成長している米国企業の銘柄を選択し、自分が長期保有してもいいと思う自分が愛用している商品を扱う企業の銘柄を長期ホールドする。

その時にポートフォリオの占める割合は、たとえ株価がゼロになっても、失敗したけどまあ勉強代かなと思える比率までに抑えたポートフォリオを構築すること。

大好きなアップル(AAPL)でも、ポートフォリオの15%ぐらいまでかな。