ジェフ・ベゾス離婚

アマゾンの創業者兼CEOのジェフ・ベゾス氏が、妻のマッケンジー・ベゾスさんと離婚すると発表しました。ジェフ・ベゾス氏の資産は約15兆円で、その資産の財産分割が話題になっています。

当然、半分は妻の財産

日本の場合、離婚すると、財産が夫と妻で、半々に分割されます。結婚する前から持っていた財産や親から引き継いだ遺産は、離婚しても分割されることはありませんが、それ以外は、いくら一方の稼ぎが多くて、せっせと貯金していたとしても、もう一方が稼ぎがなくて、相方が稼いできたお金を使いまくって貯金していたとしても、貯金などの資産は、半々に分割されます。

よく芸能人の離婚騒動で、慰謝料が何億円とか報道されていることがありますが、それは、財産分割の金額が含まれているわけで、実際の慰謝料は、多くても数百万円程度です。

マッキンジー・ベゾスさんが7.5兆円

ベゾス夫婦の住むアメリカ合衆国ワシントン州でも日本の民法同様、マッキンジー・ベゾスさんに二人で築いた財産の半分の権利があります。ベゾス夫婦の資産のほとんどは、アマゾンAMZN株の株価が上昇したために膨らんだ資産です。ベゾス夫婦は、1993年に結婚し、翌年アマゾンを創業しているので、当然、15兆円の資産の半分になる7.5兆円が分割されるはずです。

逆に、ジェフ・ベゾス氏は、世界一の大富豪から10位以下にランクダウンすることになります。

資産家は離婚しない

資産家にとって、離婚は資産が分散してしまうリスクになります。

脱線しますが、私の先輩で奥さんと不仲なうえに彼女もいるのに離婚しない資産家の男性が2人います。2人とも子供もいてすでに独立しています。奥さんとは別居しています。

普通に考えると、そんなに仲が悪いんだったら、どっちかが離婚しようと持ちかけて離婚すればいいのにと思ってしまいます。

しかし、絶対に離婚しません。

旦那は、財産分割で奥さんに資産を半分持って行かれるのがイヤだからです。奥さんは、離婚したら財産の半分は手に入りますが、残りの半分は、旦那の彼女のものになってしまいます。このままずるずる行って、旦那が先に死ねば、全ての財産は奥さんとその子どもに相続されます。逆に、旦那のほうは、奥さんが先に死ねば、財産を分割せずにすみます。

かくして、別居までして仲が悪く彼女までいるのに、離婚しないでお互い相手が死ぬのを待つ日々が続きます。

バフェットも離婚しなかった

世界最強の投資家であるウォーレン・バフェット氏も、1952年に結婚したスーザンさんと別居していました。子どもが独立したあと、バフェット氏は、アストリッド・メンクスさんと同棲していました。最終的に、2004年にスーザンさんが死去したことで決着がつき、その2年後に、アストリッドさんと再婚しています。

ベゾスとバフェットは価値観が違う

資産を減らさないようにするためには、離婚しないほうが賢いです。バフェット氏のほうがベゾス氏よりも賢かったのかといえば、そうとは言い切れません。

バフェット氏は投資家です。子どものときの夢が「お金持ちになること」ですから、資産を増やすことに価値観を見いだしているわけで、離婚しなかったのは、その夢に忠実だったのでしょう。

ベゾス氏の価値観は、バフェット氏とは違います。別に世界一のお金持ちになることが目的ではなく、アマゾンという会社を通じて、小売業界の革命や宇宙進出など、自分の夢を実現することに価値観を見いだしている訳ですから、アマゾンの経営に影響が出なければ、資産が半分になったところでなんら問題がないのでしょう。

まあ、5年もしないうちに、AMZNの株、2倍になって、資産も元通りになりますよ。