金融資産1億円って、すごい富裕層だと思っていました。そんな人、そんじょそこらにいないはず、と思っていたんですよ。ところが、2017年の野村総合研究所の統計によると、金融資産1億円以上を持っている日本の世帯は、126.7万世帯もいるそうです。
Contents
45世帯に1世帯が1億円以上
日本人世帯数は、毎年増加しています。それだけ核家族化、1人世帯化が進んでいると言うことだと思いますが、2019年の統計では、5,700万世帯あります。
つまり、1億円以上持っている世帯が、2.2%もいるということです。45世帯に1世帯は、1億円は持っているということになります。
全然大した事ないです
そう考えると、1億円以上の金融資産って、全然自慢にならないですね。例えるなら、小学校のテストで、クラスで1番取ったぐらいのレベルです。かけっこで、クラスで1番速かった程度です。インターハイに出場したとか、東大や京大に合格したとか、そんなレベルには足元にも及びません。
なんか1億円以上の株資産になったので、そろそろブログを閉めないと、誘拐されて身代金とか取られるんじゃないかとビビっていましたが、この程度の人間はそこらに掃いて捨てるほどゴロゴロいます。安心しました。全然大したことないです。
金融資産5億円以上
もっと富裕層な世帯、金融資産5億円以上ある世帯は、8.4万世帯です。この辺りになると、0.15%ですから、677人に1人ぐらいになるので、中学校で学年1番以上の成績、数年に1度ぐらいの神童レベルですね。
日本が3位
世界に目を転じて、金融資産100万ドル以上の富裕層、つまり、現在の為替レートで換算すると1億600万円以上の富裕層の数は、日本が世界で3番目に多いそうです。1位はやはりアメリカ合衆国で、2位は中国です。中国は人口が多いですからね。
それにしても、日本が3位ってすごいですよね。アメリカ、中国に比べると貧富の差が小さい日本が3位ということは、日本人は全体的にお金持ちという事でしょう。
リスクオンで円高は当然
それだけ日本人の金融資産が多いということは、経済的リスクが高まると、円高になってしまうのも当然のことなのかもしれません。なんだかんだ言って、日本人も日本企業も金持ちで、借金が少ないわけだから、世界経済が減速したら、破滅するリスクの少ない日本円に資金を逃避させようという意識働いてしまうでしょう。
発展途上国の通貨は信用できない
日本円で給料もらっている我々日本人はラッキーです。何も考えずに、そのままボーッと銀行に預金していたとしても、インフレで価値が暴落するリスクはおよそありません。これが信用のない通貨の国民だったら、給料もらったらすぐにビットコインかゴールドかドルに換金しておかないと安心できないです。でも、買い物をするときはやはり自国の通貨が必要なので、ある程度は現金をおいておかないといけないし、大変ですよ。
日本人は恵まれている
日本人で、通貨危機に備えて、ドルやゴールド、株式を買っている人って、まずいないと思います。むしろ、投資して資産を増やしてやろうと考えて金融商品を買っているはずです。守りの資産運営ではなくて、攻めの運営です。日本に生まれてよかったです。