日本人の時間当たりの生産性の低さはノーベル賞受賞者の数と関係ある

昨日の続きです。21世紀に入ってから、自然科学分野での日本人ノーベル賞受賞者が非常に増えています。その理由は、20世紀のノーベル賞の研究テーマが自然科学の大発見、大発明だったのに対し、科学が成熟した21世紀では、日本人の得意な技術革新や創意工夫、洗練にシフトしてきているからです。

韓国と中国のノーベル賞受賞者は少ない

非常に興味深いことに、お隣の韓国では自然科学分野ではノーベル賞受賞者がいません。金大中氏がノーベル賞を受賞していますが、ノーベル平和賞です。中華人民共和国も自然科学のノーベル賞受賞者が極めて少ないです。華人は世界中に散らばっているので、そういうのも含めると割りと大勢いますが、中華人民共和国の国籍の研究者でノーベル賞受賞者は、2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した屠 呦呦氏だけです。

ソウル大学も北京大学も一流大学のはず

大学の世界ランキングでは、ソウル大学や北京大学の方が、評価機関によっては、京都大学よりも上にランキングされていることもあります。にも関わらず、圧倒的に日本人のノーベル賞受賞者が多いのは驚きです。

一因としては、ノーベル賞受賞者は高齢者が多く、その研究者が現役だった頃は、中国も韓国も後進国だったという理由が挙げられます。

スマホと同じ?

ただ、もう一つの理由として、日本人の得意な技術革新や創意工夫、洗練に関連する研究成果がノーベル賞の対象テーマになっているという点がキーになっているのではないかと思います。

韓国や中国のスマホなどの製品を見ていると、確かに要領良くまとめて安い製品を作るのは彼らの得意な分野です。日本人のように欧米の発明品を学んで、さらに洗練された良いものを造るというスタンスとは異なっています。

すでに発明されたものを真似して安物をたくさん作ったとしても、それは儲かるかもしれないけど、さすがにそれではノーベル賞は受賞できません。

日本製品の信頼性

日本人が中国や韓国の会社から学んで、要領よく製品を作って安く売ろうとしても、うまくいくはずがありません。東南アジアなどの発展途上国にいくと、日本製品は信頼できると必ず現地の人に言われます。

それは、日本人が夜遅くまで残業して、しっかりした製品ができるように心がけているからです。日本人だったら、外国の人にそんなこと言われたら、日本の名誉のためにも完璧になるまで夜遅くまで残業しようと思うでしょ?

しかし、それって、どうしても時間当たりの労働生産性が低くなってしまいます。

一流の研究は生産性で評価できない

ノーベル賞も同じです。労働時間通りに研究していてノーベル賞級の発見につながるわけがありません。ノーベル賞を受賞した人よりも取れなかった研究者の方が大多数で、ボツった研究テーマなんかいっぱいあるはずです。そんな世界を時間当たりの労働生産性が低いなんて言って切り捨てていたら、ノーベル賞なんか出ませんよ。

日本の会社は株式投資に向いていない

日本の企業は、株式資本主義に向いていないのかもしれません。株主を気にしながら、会社経営なんかしていたら、日本に創業100年以上続く企業が10万社もあるわけないです。あっという間にZOZOタウンみたいに売り飛ばされてしまいます。日本の企業は株式投資には向いていないですが、やっぱり日本人の気質には合っているんだと思います。

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