IPO株 投資アナリストは勧めるが大抵失敗する

IPOとは、initial public offeringの略で、日本語では新規公開株とよばれます。株式未公開の株を投資家に売り出して、証券会社に上昇したばかりの株のことです。

IPO株はどの株も上がる株にみえる

新規に株を公開するような企業は、右肩上がりで華々しく、公開されれば株価がどんどん勢いよく上がっていくように思えます。しかも、証券会社のサイトでもインターネットの株式関連サイトでも、その企業が大変将来有望なことが書き連ねられています。当然ですが、証券会社は株を買ってもらわないと商売にならないので、その企業の良いことばかり書きます。またインターネットの情報もその道の関係者が書いているわけであり、なんらかの意図が働いている可能性があります。

投資アナリストは当てにならない

米国株にもどの銘柄が注目かネットで解説している方がいます。当然のことながら、証券会社から報酬をもらっているので、IPO株がダメですとは言えません。本当にお勧めのその株を本人が買っているのかどうかもわかりません。株が下がり始めたら、まだホールドだとか言って、さらに読者に買わせて、自分のダメージが最小限になるようにして、売り抜けている可能性もあります。

利益相反を開示すべき

投資関係の解説者は、どの銘柄を実際に持っているのか開示する義務があると思います。また配偶者や親戚に買わせて隠蔽している可能性もあるので、親族の保有銘柄も公開して、解説すべきです。こういう自分の利益で影響を受けてしまう可能性のことを利益相反と呼びます。たとえば、タバコ会社から資金援助をもらっている研究者はタバコによる肺がんリスクが少ないと言う研究結果を発表する率が非常に高いことが知られています。当然、そうなってしまうのが人情です。ですから、利益相反をしっかり開示して、そのぶんを差し引いて、読者が判断するようにすべきです。

値動きが激しい

IPO株は、公開後1年間ぐらいは大変値動きが激しいです。大きく上がることもあれば大きく下がることもあって、そういうのを繰り返しながら、上がっていく株とそうでない株に分かれてきます。でも、上がり下がりの波が大きすぎて、下がったときに再度上昇するのか、そのままどんどん下がっていくのか見極められません。しかも米国株の場合は、深夜の取引なので、朝起きたらびっくりというケースが多いです。翌日の夜に慌てて売ろうとしても、さらに下がってしまっていて、逃げ遅れてしまいます。

分散投資しても損

一つのIPO株の銘柄に突っ込んでしまうと、上がると大きいですが、下がったときに冷静な判断ができず、逃げ遅れます。そういうIPO株にたとえば10銘柄ぐらい分散投資すれば、どうでしょうか?これも失敗します。なぜならIPOした会社の株価の期待値は、長期的にはマイナスです。多産多死なのです。アマゾンみたいに育ってくれる会社はほんの一握りです。ですから、分散投資すると失敗した銘柄が大きく損切りになり、全体的なリターンは小さくなります。

フィットビットで大損

私の失敗例を紹介します。スマートウォッチやアクティブトラッカーなどを作っている会社で、2015年にIPOされました。1,000万円ほど突っ込んだんですが、調子の良いときは200万円ぐらい一気にあがりました。でもそうこうしているうちにどんどん下がっていって、それでもネットの投資解説者はホールドと言っていましたが、最終的には、600万円ぐらい損失を出して、損切りしました。今の株価が6ドルぐらい、最高値が50ドルを越えていましたから、そのまま持っていたらもっと大損です。600万円損切りはまだマシなほうです。

フィットビット(FIT)のチャートです。こんなに下がっても逃げ遅れます。

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