米国株投資 インカムゲインvsキャピタルゲインなら、キャピタルゲインを優先しろ!

こんばんは、チャイです。最近、読者の方から質問をいただきました。「チャイさまは度々税率が高い日本ではシーゲル博士が提唱するようなインカムゲイン狙いではなくキャピタルゲイン狙いが良い、と仰っていますが、キャピタルゲインも最後売却時に税金が引かれますので、都度税金が引かれる配当と違いはないのではないかと思うのですがいかがでしょうか?」という質問です。

配当金は毎回税金がかかる

配当金を受け取ると、税金がかかります。だから、税金を差し引いた配当金で株式再投資するので、税金を引かれた分だけリターンが弱くなってしまいます。

無配株だと、配当を出さないで、それを企業が事業拡大資金に回して成長していくはずです。すると株価が上がって、キャピタルゲインが増えるはずです。だから、配当はあまり気にせず、キャピタルゲインが上がることを優先しなさいというのが私の意見です。

シーゲル vs バフェット

シーゲル博士の理屈では、配当金を受け取って再投資すれば、どんどん株資産が増えるので、配当が大事だというのがシーゲル流投資です。しかし、これには、税金が加味されていません。

ウォーレン・バフェット氏の率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK)が無配なのは、配当を出すと税金を取られるので、株主のタメにならないと考えて、税金を払うぐらいなら、事業拡大の資金に回します、という理屈です。

計算してみました

配当金は税金がかかるので、シーゲル博士の理論通りにはいかず、再投資で株資産を築けないと、私もフワッと信じていました。

しかし、グロース無配株でキャピタルゲインを得て、最後に取り崩して税金払ったら結局同じではないかと。

気になったので、しっかり計算してみました。

10%グロース無配株 vs 10%高配当株

話を単純にするために、無配株で毎年10%ずつ株価が上がる銘柄と、高配当株で毎年10%利回りで配当が得られる銘柄を比較します。無配株は10年間ずっと無配で毎年10%確実に株価が上がると仮定します。高配当株は減配も増配もせず、しかも株価も上がらず下がらずです。

100万円元本で手数料無料として株を買ったとします。

無配株は、1年後に110万円になりました。

10%配当株は、国内の税率20%が引かれて、108万円になりました。即、再投資したとします。米国株の配当には、アメリカで10%の税金がかかりますが、確定申告で返ってきます。ややこしいので、ここでは無視します。

最終的に10年間ホールドして、10年後の株資産を比べます。

10%グロース無配株が勝ち!

結局10年後、無配株は、259万円に対して、高配当株は216万円でした。

さてここで、全て株を現金化したとします。

高配当株はキャピタルゲインがないので、そのまま216万円です。

一方、無配株は、現金化したときに、利益が出た額にいよいよ税金がかかります。その税金を差し引くと、ジャジャーン!227万円です。

やはり無配株がアウトパフォームしました。

税金を支払うのを先送りすると、リアルワールドでは有利なようです。

ちなみに、税金のかからない夢の国では、無配株も10%高配当株も259万円で同じになります。

あと、高配当株投資の不利な点は、配当金に端数が出て100%再投資できない可能性があります。確定申告で取り返せるとはいえ、米国での課税額が還付されるのには時差があり、投資のタイミングが遅れてしまいます。

シーゲル流投資でのS&P10戦略

シーゲル流投資でのS&P10戦略では、実際のところ、長期投資ではなくて、1年に1回銘柄組み替えをおこないます。組み替えが起こる際に、キャピタルゲインが出ている株を売れば、20%課税されます。株価が下がっている株はホールドする可能性が高いですが、もっと配当利回りが高い株があれば、損切りすることもあって、必ずしも長期投資ではありません。

バフェット氏の投資スタイルの方が長期投資と言えますが、それでも実際には銘柄の組み替えが頻繁に行われています。

今となっては時代遅れかも

シーゲル博士の計算した時代では、確かに税金を加味しなければ、S&P10戦略は市場平均をアウトパフォームしていました。しかし今の時代、GAFAMといったハイテク大型株が市場平均を押し上げているので、S&P10戦略ではGAFAMが含まれず、さらに配当に対する税金の足枷がかかり、間違いなくアンダーパフォームしてしまいます。

温故知新?

このサイトのタイトルは、「シーゲルとバフェットから学ぶ米国株投資」ですが、学ぶだけで、投資をコピーしているわけではありません(笑)。先人の教えを吸収して、自分なりの投資スタイルを実践しています。目標は市場平均に勝つこと!です。

税金が曲者

私の考えでは、なるべく手数料と税金を払わない。払うのなら、後回しにする方が得なので、過去の株価チャートが長期的に右肩上がりな大型株を長期(10年ぐらい)に買い増し続けるのがベストだと思っています。

税金の面からも、売ったら負け!なのです。

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投資の参考になりますよ!

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