ファーウェイ規制でナスダック急落 今が買い!

2019年5月20日のアメリカ株式市場は、中国の華為技術「ファーウェイ」との取り引きを禁じる米国政府の制裁措置が発表されたことと、アルファベット(GOOG)がファーウェイのスマホにアンドロイドを提供することを停止したことで、米中貿易摩擦の激化の懸念で、急落しました。とくにハイテク銘柄の多いナスダックの下落は大きかったです。

ファーウェイはかなり厳しい

スマホのOSが止められるとなると、ファーウェイはスマホを売ることができなくなります。かなり追い詰められた状況です。5Gによるインターネットインフラで主導権を握るために、アメリカ政府は本気でつぶしにかかっていると考えた方がよさそうです。

関税が上がってもアメリカの物価は上昇しない

アメリカ政府はすでに昨年2018年から中国からの輸入製品の関税を引き上げていますが、アメリカの物価は上昇していません。安い中国製品に関税をかけると、アメリカの消費者は、より高い金額を支払わなければならないはずですが、中国製品は主にどこでも流通している商品(コモディティ商品)ばかりを輸出しているので、元値を据え置いて関税だけつけて値上げしてしまうと、マレーシアとかメキシコとか他の人件費の安い国の商品に負けてしまうので、元値を関税分だけ下げて輸出せざるを得ないのです。したがって、アメリカの物価は上昇しないのです。

結局、中国が苦しい

より安く販売するとなると、中国企業の利益が下がって、中国のほうが苦しくなるということです。

中国が貧しくなれば、経済が冷え込んで、アメリカの製品も買ってくれなくなって、回り回って、アメリカ企業も打撃になるよ、ということで、アメリカの株価が下がっているんだと思います。でも、そこまで先回りして考えるなら、中国の製品が売れなくなったら、ミャンマーやインドの製品がその分売れるようになって、それらの国が豊かになって、アメリカ製品を買ってくれるとも考えられます。また、中国のハイテク製品が売れなくなったら、アップルやアルファベットなどのアメリカハイテク企業の商品がより世界的に市場を拡大できるチャンスとも言えます。

あまり先回りして考えても、キリがありませんし、実体経済が実際にそのように動くのかわかりません。とにかく今わかっていることは、中国製品に関税をかけてもアメリカの物価は上がらないということです。

今の下げは買いチャンス

5月に入ってから、S&P500指数は下落気味ですが、5月13日に底を打って、5月20日に2番底を形成し、再び回復してきているように見えます。

私は、5月13日のまさに底のタイミングで、円高を見計らって100万円買い増ししました。

あれからもうずいぶん円安に傾いてしまいましたが、今は2番底形成直後なので、わりと安心して買い増しできるチャンスです。今回のファーウェイへの規制は、5月最後の米国株バーゲンセールだと思います。