日本人米国株長期投資家にとって円高は損か?

安倍総理辞任のニュースを受けて、円高が一気に進みました。2020年8月末現在、1ドル105円前半です。1日で1円以上も円高が進みました。

日本ピンチは円高

それにしても変な話ですよね。首相が辞めると言ったら、普通に考えると政局が不安定になるので、円安になるのが当然なのですが、日本円に関してはなぜか円高になります。

東日本大震災で甚大な被害が出た時も円高になりました。北朝鮮がミサイルを日本近海に撃ってきたときも円高でした。日本が長期休暇で取引がないときも円高になります。とにかく、日本が弱っているときには円高になります。

円高メカニズムを考えてみた

世界情勢が緊迫しているときには、安全通貨の円に資金が流れて円高になることまでは理解できるのですが、日本がピンチでも円高になる明確な理由は不明です。

機関投資家のコンピュータにはすでに何か先行き不透明感があれば、過去のデータから円高になることが多いから、円を買っとけという自動プログラムが組まれていて、日本だけピンチの時でも自動的に円高になってしまうという説。

常に日本政府がドル円相場に注意を払っていて、輸出産業に影響が出て日経平均が株安にならないように、円安阻止へ介入している。しかし、こういう日本危機の時や長期休暇で日本政府の介入が手薄になった時を見計らって、投機筋が円高を仕掛けてくる。

個別の事件ごとに円高の事情が異なっていて、今回に関してはアメリカのFRBがインフレを容認する姿勢を示したタイミングだったので、ドル安が進んで円高になった。

円高になると日本株安になる。今回は首相辞任で日本株安になったので、なんだかよくわからないけど、逆も真なりで、円高になった。

とにかく、ドル円アノマリーで、なんか嫌なことがあったら、円高になるというのは覚えておいた方が良いでしょう。

円高だと損か

米国株投資家にとって、円高はどういう影響があるでしょうか?まず一番目につくことは、米国株を保有しているとドルが基軸になりますから、日本人の私たちの目から見ていると、円換算で株資産が目減りしてすごく損した気分になります。1億円以上の米国株資産があれば、今回のようにドル円が1円も動くと100万円以上損してしまいます。

今すぐ売って使うのかい?

しかし、ちょっと待ってください。確かに、その株はいますぐ売って円に替えて使ってしまうんだったら、円高になると損してしまいますが、長期投資ならそう簡単には売らないんでしょう?だったら、円高になっても大丈夫ですよね?

円安はやっぱり損

逆に、すごく円安になった時のことを想像してみてください。これは、円の価値が下がっていることを意味しています。そうすると、私たちの給料は円で支給されていますから、世界から見るとずいぶん損したことになってしまいます。米国株を買うときも円安だったら随分損してしまいます。

円高は米株価でリスクヘッジされるはず

そう考えると米国株長期投資家にとって、一時的な円高はメリットがあります。強い円でいっぱい米国株を買えます。

長期的な円高はどうでしょう?それは将来、米国株を売ってドルを日本円に換金して食っていくには損かもしれません。しかし、ドル安になるということは、米国企業の輸出産業にはメリットがあるはずです。そうすると、米国株は上昇するわけですから、長期的な円高ドル安は、米国株高で緩衝されるはずです。だから思ったよりは損はしないと思っています。

円高ウェルカム

だから、我々日本人米国株長期投資家にとっては、円高は歓迎すべきです。特に、一時的な円高は米国株を買い増しするには絶好の機会です。

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