ゴルバチョフ元ソビエト書記長死去 独裁政権には民主化は致命的

こんばんは、チャイです。旧ソビエト連邦の最後の書記長、ソビエト連邦の初代大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏が2022年8月30日死去しました。享年91歳。

謎多き隣国

私が子供の頃、ソビエトは謎の多い国でした。ソビエト共産党では書記長が最高指導者で、レーニンの後を継いだスターリンが最初の書記長です。

その後、フルシチョフが第一書記として事実上の書記長を務め、亡きスターリン批判をして失脚し、その次がブレジネフが書記長になりました。このブレジネフの書記長時代が妙に長かったです。調べてみると、1964年から1982年の16年以上も最高指導者であり続けました。

私の知っている書記長といえばブレジネフですね。

ソビエト書記長は死ぬまで任期がありました。

でも知らないうちに、ブレジネフが死んでいて、アンドロポフ書記長に代わっていて、アンドロポフもあまり姿を見ないと思ったら、いつの間にか死んでいて、チェルネンコ書記長に代わっていました。この2人の書記長は、書記長になってから1年ぐらいで死んでいます。日本の総理大臣並みに短命政権でした。

子供心に、「ソ連って、どうなってんの?」って思いましたよ。

ゴルビー

その後指名されたのが、ミハイル・ゴルバチョフ書記長でした。1985年に54歳の若さで書記長に就任しました。

アフガン戦争から撤兵して、アメリカのレーガン大統領と会談し、核兵器の制限や東西冷戦の終結を進めました。

共産主義政治の問題を改革するためのペレストロイカ政策を打ち出すなど、ホント、ゴルバチョフ書記長はカッコよかったです。

ゴルビーって呼ばれたりして、日本や西側諸国からも人気でした。

グラスノスチとペレストロイカが致命傷に

ゴルバチョフ氏の改革の柱であるグラスノスチと呼ばれる情報公開政策と、地方分権や自由選挙などを導入するきっかけになったペレストロイカは、ソビエト国民の民主化を進めましたが、これが共産党一党独裁を弱体化させてしまい、不満を持った共産党員執行部がゴルバチョフ氏を誘拐したため失脚し、国民が蜂起して共産党政権がひっくり返ってしまいました。

ついには、他民族の地域も独立を宣言したり、東欧諸国がどんどん共産主義を捨ててソビエトの言うことを聞かなくなってしまいました。

話が脱線しますが、あの混乱状態の時に、日本がソビエトから千島列島と南樺太を奪還できる絶好のチャンスだったと思うんですよ。日本政府は、地蔵のようになんにも動きませんでした。

独裁国家の優しい指導者

早い話、ゴルバチョフ氏は大変有能で志高い民衆に優しい指導者でしたが、ソビエトのような独裁国では不向きな指導者だったのでしょう。

ゴルバチョフ氏は民主化を進めながら、共産党政権維持を考えていたようですが、国民や周辺諸国のこれまで溜まっていた不満に対する見積りが甘かったのかもしれません。

1990年には、功績を評価され、ノーベル平和賞を受賞しています。

常に厳しく

独裁国家は、民主主義を取り入れると崩壊します。国民はキューキュー言わされて従っているので、ちょっと規制を緩めると、今までの恨みが爆発するからです。

独裁国家の指導者がすべきことは、国民が貧しかろうが苦しんでいようが、絶対に民主化を進めないことです。

ただ、自分の側近には、十分な甘い汁を与えておいて言うことを聞かせ、残りの国民全員が束になっても力で抑えられるだけの数の子分に餌を十分に与えておくことです。

だから、ボロボロの独裁国家でもなかなか崩壊しないのは、ゴルバチョフ氏の失敗の教訓を独裁国家の指導者がしっかり頭に叩き込んでいるからです。

米国企業は独裁国家に似てる

なんか、米国株投資の優良銘柄企業に似ていますね。CEOは株主に十分な甘い汁を与えておいて、自分が株主からクビにされないように気をつけています。

米国株ブログランキングの最新版はこちら!

投資の参考になりますよ!

にほんブログ村 株ブログ 米国株
にほんブログ村

社員はなるべくリストラしたり賃金カットで馬車馬のように働かせる。株主にとっては大変良いCEOですが、社員にとっては地獄です。