こんばんは、チャイです。バイデン氏の大統領就任式がまもなく始まります(日本時間2021年1月21日午前2時から)。バイデン氏や民主党は、GAFAを中心とする大型ハイテク企業に規制をかける政策に積極的であると言われています。しかし、実際のところ、なかなか難しいのではないかと私は思っています。
GAFAが独占
そもそもGAFAの何が良くないのかと言われると、租税を回避していることも問題なのですが、それよりも私たちの生活のかなり奥深くまで浸透していて、GAFA無しでは生きていけないような状況になっていることだと思います。要するに、市場を独占しているので、GAFAがする事なす事、独占禁止法違反状態になっていることです。
外出する時にiPhoneを忘れたら、取りに帰らないとお話にならない状態になっていますし、キンドルがなければ本も読めません。Googleマップがないと方向音痴の私だったら海外旅行で迷子になってしまいます。フェイスブックもインスタグラムも年賀状の代わりになってしまいました。
GAFAの言論統制
先日のトランプ大統領のツイッター(TWTR)とフェイスブック(FB)のアカウント停止事件は、大型ハイテク企業の恐ろしさをまざまざと見せつけました。
言論統制をしないという評判のパーラーという別のSNSに乗り換えようとしたら、そのアプリがダウンロードできないように、アップル(AAPL)とアルファベット(GOOG)がスマホアプリのダウンロードサービスを停止してしまいました。
また、パーラーのサーバーを提供していたアマゾン(AMZN)がそのサービスを停止し、パーラーが消滅するという事態に陥っています。のちに、ロシアのIT企業がパーラーのサービスを再開させているようです。
現役のアメリカ大統領の発言を封鎖してしまう権限をすでにGAFAは持っているということです。立場では、GAFA>>米国国家元首 です。恐ろしい。
これって、共産主義国の言論統制に似ていませんか?または日本のテレビや新聞などの化石メディアと同じく、報道しない権利を行使しているのと同じです。
バイデン氏がGAFAを叩く?
確かに、民主党やバイデン氏がGAFAを叩くのに期待したいところですが、結局GAFAのしたことは、民主党やバイデン氏に利することをしたわけで、叩くと自分の首を締めているようなものです。
気がついたら、アップル(AAPL)なんか、カーボンニュートラル宣言して、バイデン政権に取り入ってしまっています。
ザルのような法律でお茶に濁す
結局、叩くといいつつ、そこそこ叩いたふりをしただけで終わって、バイデン政権も民主党もGAFAに取り込まれてしまうのではないかと思います。大衆の人気を取るために、ザルのような法律を作って、GAFAは一旦死んだふりして、一時的にGAFAの株は売られるけど、その後は再び成長していくみたいな・・・。
GAFAショックで株価が急落したら、資産を増やすチャンスかもしれません。
さらに、GAFAを弱体化するということは、中華ハイテク企業に利することにもなってしまいますから、これもアメリカの国益に反してしまいます。
GAFA買う?それとも売る?
確かに、今年に入ってから、バイデン政権誕生が現実になることが自覚されるようになって、GAFAの株価は、アルファベット(GOOG)を例外として、低迷しています。




それでも、長期的には、いや、2021年の1年間だけでも、GAFAは市場平均をアウトパフォームすると思うんですよ。
バイデン政権が勝つか、GAFAが勝つか、みなさん、どちらに賭けますか?