ダウ指数だけが過去最高値を更新できない

昨年10月から始まった株価調整からずいぶんと株価も回復し、ついに先月は、S&P500とナスダックの2つの株価指数が過去最高値を更新しました。

一方、ダウ指数だけが過去最高値を更新できていません。

7ヶ月間過去最高値を更新していない

ダウ指数が終値で過去最高値を記録したのは、昨年2018年10月3日の26,828.39ドルです。5月3日の終値が26,504.95ドルですから、あと1.2%上がれば終値で過去最高値を更新します。しかし、かれこれ7ヶ月間、更新できていないことになります。

ダウは30銘柄しかないので、構成銘柄の数銘柄が大きく落ち込むと平均値を押し下げてしまうので、たまたまS&P500やナスダックから劣後しているだけなのかもしれません。

連休で少し時間があったので、各銘柄がどのくらい株価が上下したのかを調べてみて、どの銘柄が足をひっぱっているのかを調べてみました。

WBAが最悪だった

昨年ダウ指数が最高値を記録した昨年10月3日を基準にして、5月3日の株価が何%上下したのかを棒グラフにしました。縦軸の単位は%です。

上がっている株もあれば、下がっている株もあって、その差し引きが、過去最高値からダウ指数-1.2%の下落です。

一番良く上がっていたのは、プロクター・ギャンブル(PG)で、+28%でした。

たしかにチャートを見ると、最近1年間は、かなり順調に株価が上昇しています。

一番調子が悪かったのは、ウォルグリーンズ(WBA)で、-27%の下落です。よく知らない会社ですが、ドラッグストアチェーンのようです。ゼネラルエレクトリック(GE)の株価が下落し続けて、ダウ銘柄から外れたときに、代わりに組み入れられた銘柄です。

WBAの最近のチャートは、かなりひどく下げています。

それ以外に、10%以上下落した銘柄は、キャタピラー(CAT)スリーエム(MMM)ユナイテッドヘルス(UNH)エクソンモービル(XOM)でした。

ようするに、ハイテク以外の銘柄が大きく落ち込んでいて回復が遅いので、ナスダックよりも劣後してしまい、過去最高値を更新できていないのではないかと思いました。

その他、具合の悪かったのは、アップル(AAPL)が-8.8%、ゴールドマンサックス(GS)が-8.9%、アイビーエム(IBM)-8.5%でした。

ダウ指数にはナスダック銘柄が少ない

ダウ銘柄にもナスダックの銘柄は含まれていますが、大きく下落した7銘柄のうち、ナスダック銘柄は、アップル(AAPL)だけです。

そうなると、株価が元気よく上がっているナスダック銘柄が少なくて、ナスダック指数には、株価が下落しているニューヨーク証券取引所で扱っている銘柄が含まれていないわけですから、ダウ指数が劣後してしまうのも致し方ありません。

ダウ指数の上昇率が重い傾向は、構成銘柄からオールドエコノミー銘柄を外してナスダック銘柄を増やさない限り、今後も続くのかもしれません。