こんばんは、チャイです。アメリカが金融緩和を縮小していき、日本が2%のインフレ目標まで財政出動を継続することで、2国間の金融政策が逆方向に動いているため、円安ドル高が進んでいます。
10%円安
2021年10月17日現在、1ドル114.20円です。もう長いこと、1ドル114円以上の円安って経験してこなかったです。2017年に114円以上の円安だった頃がありました。かれこれ、4年ぶりです。

今年の初めは、1ドル103円台でした。今年に入ってから、11円も円安、つまり10%円安になっている計算になります。
1億6千万円突破!
現在の株資産は、1億6,735万円です。年初から比べると、株価の上昇と円安でずいぶんと資産が増えました。
しかし、年初の1ドル103円で計算すると、1億5千万円ちょっとになります。
必ずしも嬉しくない
今の気持ちを正直に表現すると、微妙です。円安で増えているんだから、ハッピーなのかと言うと、それほどハッピーではないです。かといって、円高でめちゃくちゃ株資産が縮んでいるよりは気持ちはラクなはずなんですが、なんとなく、複雑で微妙な心境なんです。わかります?この気持ち。
気持ちを整理してみる
今のモヤモヤした心境を分析してみると、以下のような懸念を感じているからなのかもしれません。
1番目。円安は一時的なもので、また1ドル100円台ぐらいの円高になる。だから、あまり喜んでもしょうがない。一時的に膨らんでいるだけ。以前に、黒田バズーカーで1ドル124円まで円安が進んだことがありましたが、その後、リバウンドで1ドル100円未満まで円高が進みました。しょせん、ドル円相場は、レンジ相場なので、企業の株価が上昇したことによるキャピタルゲイン以外はあまり意味がないからという心理が働いている。
2番目。円安が進むと、日本円で買い増しが難しくなってくる。日本人投資家にとって、一番都合がいいのは、世界同時株安で有事の円買いが進んで、円高ドル安になったタイミングです。円安が進むと、日本人にとって米国株は割高になってしまう。リタイアして、米国株を取り崩して生活する時に、円安だったら嬉しいですが、現役時代に円安は辛いです。
3番目。日本円の神通力が弱くなってきている。円の世界的信用は相当厚いと言われていますが、日本経済が弱体化し、米国経済が成長していったら、いずれドル高円安になるはず。ついに恐れていた時期がやってきたのかも?もしそうだとしたら、これから日本人は米国株を買いづらくなりますし、日本人は海外の国々と比較して、貧しくなっていくことになります。それは悲しいです。
海外の通貨と比べて円安か?
3番目がちょっと気になるので、他の通貨に比べてこの1年間の円の動きを確認しました。
ちなみに、対米ドルはこんな感じ。

次、対ユーロ

1年前と比べると、10%ぐらい円安になっています。
英ポンド

10%以上円安です。
オーストラリアドル

これも10%以上円安。
では、対中国人民元

これも10%円安。
韓国ウォン

少しマシですが、5%ぐらい円安。
シンガポールドル

やはり、10%ぐらい円安。
タイバーツ

だいたいプラスマイナス0でした。
やばい通貨の代表選手トルコリラ

流石に円高でした。
結論
ここ1年間は、世界の通貨と比べて、円安が進んでいます。この円安が国力の低下によるものか、一時的な金融政策による市場の反応なのか、よくわかりません。日本経済衰退の入り口でないことを祈ります