アップル(AAPL)の第1四半期決算が2020年1月28日の取引終了後に発表されました。結果は市場予想を上回っています。
EPS、売上高いずれも大幅に好決算
まず、EPSの市場予想が4.55ドルだったのに対して、結果4.99ドルで大幅に上回っています。売上高は、885億ドルの市場予想に対して、結果918億ドルでこれも大幅に上回りました。
特筆すべき点として、iPhoneの売り上げが1年ぶりに増加したことです。iPhone 11シリーズが思いのほか好調だったようで、高いとか、タピオカメラとか、5Gまでの中継ぎとか、いろいろ酷評されていたのに意外な結果でした。前年同期の520億ドルから559億6千万ドルに伸びています。
また、AirPods Proなどの周辺機器もよく売れたようです。私もiPhone 11 ProもAirPods Proも買いましたしね〜。やっぱりみんな良いと思っているんでしょう。Apple Watchも売れまくっているそうです。
ガイダンスも上方修正
ガイダンスに関して、今年1〜3月の売上高も市場予想の624億ドルを大きく上回る630億〜670億ドルをアップルは見込んでいます。
ティムクックCEOによると、この数値目標は、すでに中国の下請け工場の操業停止を反映させた見込みであると述べており、AAPLの次の四半期決算にも死角がないようにも思えます。
さらに、iCloudやApple TV、Apple Musicなどのサブスクリプションサービス部門も堅調で、会員数が去年に比べて33%も増加して4億8千万人を突破しました。
さらにさらに、3月には、廉価版のiPhone SEの新型が登場する予定で、新規ユーザーの獲得にも隙がありません。
株価も反発
新型コロナウィルス騒動の買い戻しと決算発表前の期待感から、AAPL株は、1月28日の取引で、+2.83%上昇しました。決算発表明けの1月29日のプレマーケットでも、+1.8%前後で取引されています。

正直、AAPL株は随分値上がりしてしまいました。1年前までは、150ドル以下だったんですよ。
私は、その辺りで、しつこくAAPL株を買い増ししたので、結局、+100.6%のリターンが得られています。今から買い増しをするかと言われたら、高すぎて買う気になれないです。今後、AAPL株を買い増しするときは、マーケットが全面安になった時に、少し下がったAAPL株を買い増しするぐらいだと思います。
次のような人は買ってはダメ!
もし、安値の時にAAPL株を買いそびれて、好決算と好材料が続出の今のAAPL株を買って長期投資しようと思っている読者のかたがおられたら、やめておくことをお勧めします。多分このまましばらくは、AAPL株は上がっていくと思いますが、またドカンと下がります。
安値の時に買いそびれて今の強気相場で買いに行く性格の人は、大きく下がった時のショックに耐えられないと思います。
もし、私の保有銘柄の中からあえて買いをお勧めする銘柄は、やはり、ボーイング(BA)とアマゾン(AMZN)です。悪材料と市場が懐疑的になっているので、安値放置だと思います。