私が保有しているデルタ航空(DAL)株が密かに急騰しています。

これまで、ひどく低迷していて、いちおう配当金は入るけど、どうしたものかな、と思っていましたが、やっと復活してきました。
急騰している要因としては、サプライズが立て続けに発表されたからのようです。
第1四半期の利益見通し予想を上回る
4月2日にデルタ航空は、第1四半期の利益見通しが市場予想を上回る見込みであることを明らかにしました。1株当たりの利益EPSが市場予想が0.80ドルのところを0.85―0.95ドルになるとのことです。
ボーイングの737Max8の運行停止で、サウスウエスト航空は、業績を下方修正したのにもかかわらず、デルタ航空が好調なのは意外です。
デルタとアメックスとのパートナーシップ延長
同日、デルタ航空は、アメリカンエクスプレスカードとのパートナーシップをさらに11年間延長することを発表しました。国際線の航空会社のラウンジで、デルタ航空のラウンジを利用しようと思うと、ビジネスクラスのチケットを持っているか、もしくは、デルタ航空のスカイマイル会員で、ゴールド以上の会員資格が必要です。
一方、アメックスのプラチナカードを持っていると、スカイマイルのラウンジが無料で利用できます。
私は、スカイマイルのビザプラチナカードを持っていますが、これでは国際線のスカイマイルのラウンジは跳ね返されてしまいます。
しかし、アメックスのプラチナカードは年会費が13万円と高すぎです。そこまでしてラウンジ利用したくありません。
とりあえず、アメリカ人の富裕層にとっては、アメックスとデルタの提携が延長されることは大変重要なことなんだと思います。
デルタ航空が自社株買い、バフェット氏が買い増し
バフェット氏がさらにDAL株を購入したことが明らかになりました。ほぼ同時期に、デルタ航空自体も自社株買いをおこなったため、バークシャーハサウェイ(BRK)によるDAL株保有比率が予想よりも上昇してしまいました。
バフェット氏は、3月28日のCNBCとのインタビューで「気付かないうちに、購入によって当社の持ち株比率が10%を超えていた」と説明。「既に予定外の領域に達していたため、さらに多くの株を買おうと決心した」と語りました。
ということは、さらに株を買いましたということなんでしょう。
思っているよりも原油価格は上昇しない
航空会社とって、原油価格の上昇は燃料費がかさむため収益を圧迫させます。原油価格はシェールオイルによって供給過多で大幅下落し、その後、回復してきましたが、以前のように高騰する兆しはありません。
わたしが子供のときは、15年で石油が枯渇すると言われていましたけど、あれは一体なんだったんでしょうか?ついに、アメリカが石油産出量トップになりました。中東諸国が石油産出を制限して価格を操作することも今後難しくなります。
そう考えると、原油価格がもう上昇しないので、航空会社の株は買いということになります。