デルタ航空(DAL)の株価急落!

今週は、アメリカ株式市場が全面安だったので、影に隠れてしまっていますが、私の保有するデルタ航空の株価が、10月に入ってから10%近く急落しています。

墜落事故はない

航空会社の株価が急落した場合は、墜落事故でも起こしたのでは?と思ってしまうのですが、ネットで検索してもそんなニュースは見つかりません。

運行コストが増大する見通しや原油高による燃料コストの増大などの要因もありますが、最も大きな原因は、ヨーロッパ製品をアメリカに輸入した場合にかかる追加関税が発動されたことに起因しています。この追加関税は、ワインやチーズ、ウイスキーなどの農産物や工業製品に25%の関税、航空機に対して10%の関税です。

米国もEUも航空機メーカーに補助金支給

ヨーロッパの航空機メーカーであるエアバスにEUが補助金を支給しており、それがアンフェアであるとして、アメリカがEUに対して報復関税を課しました。10月2日付で、世界貿易機関(WTO)もこの追加関税を承認しています。

実は、アメリカも自国の航空機メーカーであるボーイング(BA)に補助金を支給しており、こっちもWTOで不当であるとの判決が今年の3月に出ています。ちなみに、EUのエアバスへの補助金支給も不当であることが2018年5月にWTOで判決が出ています。しかし、それでも補助金をやめないので、今回のアメリカからEUに対しての報復関税が発動された経緯があります。一方、アメリカ政府もボーイングへ補助金を支給し続けているので、こちらもEUから報復関税がかけられると思います。

激しい外交戦

いやあ、海外の外交は凄まじいせめぎ合いです。日本と韓国のホワイト国なんかの争いなんて、ほんとちっぽけなことなのかもです。こんなことぐらいで関係が悪化しているなんて言っていたら、世界では命がいくつあっても足りないくらいです。

ヨーロッパの航空機メーカーのエアバス製の旅客機をデルタ航空は多数使用しています。デルタ航空は、ボーイング製737Maxをたまたま使用していなかったので、先日の737Maxの連続墜落事故による運行停止の影響を受けず、株価は順調に推移していました。しかし、その分、エアバス社の旅客機を多数保有しており、現在のところ、254機の輸入オーダーをかけているために、今回の関税は大きな出費になってしまいます。

10月2日に、デルタ航空は、第三四半期の見通しを上方修正しましたが、この追加関税のために株価は上がるどころか大きく下げてしまいました。

かなり複雑

デルタ航空などのアメリカ航空会社がエアバスよりもボーイング製の旅客機を購入すれば良いということなのかもしれませんが、ボーイングもおそらくEUから報復関税をかけられて、欧州からボーイング製の飛行機の受注は減るでしょうし、これらの影響が複雑に絡み合って、航空機メーカーと航空会社の株価は今後かなり不安定な相場になると思います。

長期的には右肩上がり

ただ長期的には、ボーイングが倒産することもないと思いますし、航空会社は軒並み倒産することも考えられないです。原油価格はイラン情勢が緊迫してもそれほど高騰しませんでした。シェールオイル革命で原油の値段はもう跳ね上がることはないと思います。航空機での輸送は右肩上がりで成長しています。

デルタ航空の株価の推移です。

過去5年間、ギザギザしながら、やっぱり上がっています。

長期ホールドあるのみ。

売ったら負けです!

米国株ブログランキングの最新版はこちら!

投資の参考になりますよ!

にほんブログ村 株ブログ 米国株
にほんブログ村