新型コロナウィルス騒動が解決しそうな雰囲気になり、アメリカ株式市場は急速に値を回復してきています。思いっきり下がっていた銘柄株は急反発しており、今、買い増しをすれば大きなリターンを得られるようにも思えます。
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ダメダメ3銘柄
私の保有銘柄で、大ゴケしているのは、ボーイング(BA)とデルタ航空(DAL)とマリオット・インターナショナル(MAR)です。これらの銘柄は、配当が停止してしまいました。最高値から底値までで比べると、BAが1/4未満、DALが1/3、MARも1/3まで縮みました。
しかし、現在の株価を見ると、最高値からBAが1/3、DALが2/5、MARが3/5ぐらいまで株価が回復してきています。



特に、BAとDALはやばい
3つの銘柄の中では、MARが値の戻りが良い印象です。
確かに、ホテルは宿泊客が減ってはいますが営業はしています。でも、BAは737Maxの墜落事故があり生産が停止していた上に、航空会社がストップしているので、航空機の需要も止まっています。DALも運行停止しているので収入が止まっている状態です。
はっきり言って、BAとDALは倒産のリスクがあります。
MacOSシステムエラーの嵐
過去を振り返ってみて、倒産しそうな企業で今は大企業に成長した銘柄として、私が真っ先に思いつくのは、アップル(AAPL)です。
AAPLの1997年頃は最悪でした。MacOS8はしょっちゅうシステムエラーでフリーズしていましたし、その頃、事務系の仕事で必須だったマイクロソフトOfficeのマック版をインストールすると、食い合わせが悪いのか、はたまたマイクロソフトの陰謀だったのか、強制終了の嵐で、そのおかげで、今でも私は、Wordを使うときは1行打つごとに、コマンド+Sで保存する癖がついてしまいました。
AAPL倒産の危機からV字回復
多くのMacユーザーがWindowsに乗り換えましたし、多くのユーザーがアップルは倒産するって、噂していました。
しかし、その後、マイクロソフトがアップルに出資して資本提携し、スティーブ・ジョブズ氏の復帰もあって、iMacやiPod、iPhoneなどのヒット作に恵まれ現在に至ります。
AAPL0.54ドル!
今思えば、あの倒産するかもしれない悪夢の1997年の株価はいくらだったのでしょう?

AAPLは成長して、何度も株式分割しているので直接比較はできませんが、今の株価で換算すると、1株0.54ドルでした。それより前の株価を見てみると、1987年には、1株2ドルを超えていました。つまり、4分の1まで縮んでいるわけで、10年間も低迷しているボロ株です。みんな嫌になって売ってしまって当然の株です。
600倍のリターン
ところが、最近のAAPLの株価の最高値は、320ドルを超えています。23年で実に600倍近いリターンです。100万円AAPL株を持っていたら、6億円です!
アホになるか億万長者になるか
今思うと、AAPLを長期保有しないなんてもったいないことのはずなのですが、当時は倒産寸前の会社だったわけで、買い増ししたり、ガチホールドしていたら、アホと言われていたと思います。
じゃあ、今、BAやDALを買い増しできますか?バフェット氏もビビってDAL株を一部売却しています。うーん、難しいです。