ウォーレン・バフェットが会長兼CEOを務める投資会社です。またビジネスパートナーであるチャーリー・マンガーが副会長を務めています。もともと、紡績業の会社でしたが、バフェット氏がその会社を買い取りました。しばらくして、紡績業が斜陽産業であることから、投資会社として発展していったという経緯があります。
米国の有力企業がポートフォリオの中核
保有する株の銘柄は、アップル、ウェルスファーゴ、バンクオブアメリカ、クラフトハインツ、コカコーラ、アメリカンエクスプレスが現在の主要銘柄であり、ポートフォリオの約70%を占めています。
その他の事業
株を保有しているだけでなく、保険事業や鉄道事業、エネルギー事業も子会社などを通じておこなっており、株式以外の収益もあげています。
2種類の株がある
バークシャー・ハサウェイの株には、クラスAとクラスBの2種類の株があります。ティッカーシンボルでは、BRK.AとBRK.Bです。日本のネット証券では、BRK.Bのほうだけ購入できます。BRK.Aのほうは、1株で約30万ドルもします。さすがに購入しにくいので、1,500分の1に分割されたのがBRK.Bのほうです。
年率20%のリターン!
バフェット氏が経営権を握ってから現在まで、年平均で約20%も株価が上昇しています。したがって、S&P500 ETFを購入するよりは、BRK.Bを購入した方がリターンは大きいと言えます。ただ、最近では、会社自体が大きくなりすぎて、魅力的な投資対象となる企業が少なくなりつつあり、株価上昇率は鈍化傾向にあります。それでも、S&P500の上昇率を上回っており(アウトパフォーム)、米国の市場平均をアウトパフォームするリターンを希望する読者は、BRK.Bの購入をお勧めします。
短期トレードよりも長期投資だ!
短期トレードをするトレーダーが世界の長者番付に名前を連ねていないことや、大部分の短期トレーダーがS&P500 ETFの上昇率に勝てないことから、短期トレードは忙しいが割に合わないバタバタ貧乏な投資戦略だとわかります。ウォーレン・バフェットは幾度も世界の長者番付のトップになっています。売ったり買ったりを頻繁に繰り返すことは投機であり、投資ではありません。素人が本業の傍ら、将来の貯金のつもりで株を購入するのなら、長期投資を行うべきです。