2019年5月3日のアメリカ株式市場で、私の保有するアマゾン(AMZN)株が大きく上昇しているなあ、と思っていたら、ウォーレンバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK)がAMZN株をついに取得したという報道がなされていました。
AMZN保有はポートフォリオの1%ぐらい?
以前から、バフェット氏は、AMZNに投資しなかったのは失敗だったと述べていました。今回のAMZN株取得は、バークシャーの投資マネージャーであるトッド・コームズ氏かテッド・ウェシュラー氏によるものと考えられています。同2名の投資マネージャーは、バフェット氏と副会長のチャーリーマンガー氏の後継者とされる人物で、最近のアップル株の取得開始などの戦略には、この二人の人物が実質的にはおこなっているようです。
いまのところ、この2名の投資マネージャーの独自の判断で、バークシャーのポートフォリオの1%までの投資までは許されています。
バフェット氏は「当社で資金を運用する同僚の1人」がAMZNを買ったと説明しているので、今回のAMZN株の取得に関しては、ポートフォリオの1%ではないかと推測します。
PER高いし無配
あらためて、AMZNの主な指標をみてみます。
予想PER 51.4倍
ROE 30%
EPS 23.95ドル 常に右肩上がりでEPSは増加しています。
配当金は無配です。
PERが高すぎるのと、無配株なのが、米国株長期投資家(ブロガー?)には人気がない、もしくは、Disられている銘柄です。
AMZN株はハイリスク?
たしかにPERが高いと、値崩れしたら半値以下になってしまうので、怖いです。配当金が無いのも株価が低迷して長期にホールドしていると、なにも得られるものがないので嫌になってしまいます。
やはり分散投資が大事
これらの対策としては、分散投資をするしかありません。バークシャー・ハサウェイも決してアマゾンに集中投資しているわけではありません。たぶんポートフォリオの1%でしょうし、今後、さらに買い増しをしたとしても、せいぜい15%ぐらいまででしょう。
私のポートフォリオでも、AMZN株の比率は、15%未満です。今私が保有している無配株は、AMZN、GOOG、ADBEの3銘柄です。ポートフォリオ全体の3分の1です。
いずれもハイテク銘柄ですが、大型株なので、比較的安全です。
3銘柄に分散投資してリスクを下げていますが、それでもこれ以上、無配株に比率を上げると株価が低迷したときに怖いです。
バフェット氏の信者になるな!
バフェット氏を信奉しているブロガーの中には、AMZN株をdisっていた人が多いですが、今回の取得報道で、AMZN株を持ち上げるのでしょうか?
宗教を信じることも私は個人的にどうかと思っていますが、個人を宗教のように信じるのはさらに良くないです。
もし、そこまで信奉しているのなら、バークシャー・ハサウェイ(BRK)に集中投資すべきです。
バフェット氏が保有する銘柄の一部だけを保有するのは、信じているのか信じていないのか矛盾していると思います。