10月26日のアメリカ株式市場も大きく売られました。まず、アマゾンの決算発表が予想を下回り、見通しも市場予想以下であったため、終値で前日より-7.82%も下落しました。また、アルファベット(GOOG)も決算発表が予想を下回りました。アルファベットも-2.20%下落です。
ロイターから、世界株式市場はすでに弱気相場入りしている?との記事が昨日出ていました。
弱気相場の定義
過去一年の高値からの下落率が20%以上であれば弱気相場入りとなるらしいです。
世界の株式市場は?
ロイターの言っているとおり世界株式市場が弱気相場入りしているのか、世界中の株式市場の指数をチェックしてみました。
過去1年間の最高値(終値で)から見て、現在の下落率です。
日経平均 -13.2%
上海総合 -26.7%
独DAX -17.5%
英FTSE -10.1%
ダウ平均 -7.9%
S&P500 -9.4%
ナスダック -11.6%
でした。
やっぱり中国株の下げがひどいです。
ドイツもやられてしまっています。
米国株ばかりに注目していたので、下がってばかりで痛いなーと思っていましたが、日経平均のほうが下がりがキツイです。日本株やっている人はもっと苦しいと思います。
米国株では、ハイテク株がグイグイ上がって、今回どかっと下がったから、ナスダックの下落率が高いですが、それでもまだ-11.6%です。日本株よりはマシです。
やはり米国株ホールド
ほかの株式市場もツライのは同じです。米国株のほうがまだマシです。個別銘柄それぞれ見れば、20%以上、下がっているものもあるとは思いますが、しっかりホールドしていきましょう。
最後に心強いメッセージ
ブルームバーグに本日付で掲載された記事です。公的なFOMCメンバーのコメントです。
今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つメンバー2人は25日、10月に入ってからの米株式相場の急落による米経済への影響を重要視しない姿勢を明らかにし、相場の波乱が長引かない限り経済成長の見通しを変えることはないとの考えを示した。
クリーブランド連銀のメスター総裁は同日のニューヨークでの講演テキストで (中略)「市場のボラティリティーは見通しにリスクを突き付けており、注視する必要があるものの、私自身の中期的見通しを変更するには至っていない」と述べた。
連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長も就任後初の公の場での米経済に関する発言で、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)は「極めて堅調だ」と語り、最近の株式相場の波乱が米金融政策に影響する可能性に否定的な見解を示した。
いろいろ、評論家は危機を煽りますが、公人が弱気相場入りに入ったと言っているわけはないですし、落ち着いて長期ホールドしたほうがよさそうです