レイセオン(RTN)もロッキードマーチン(LMT)も、決算は利益も見通しもアナリスト予想を上回りましたが、最近の株安で大きく下落しました。ボーイング(BA)も決算良かったんですけどねえ。いつも思うことなのですが、決算報告が良いからといって株価が上がるとは限らないです。そのときの相場全体が弱気(ベア)になっていると、決算が良くても、なかったことになってしまい、株価は下がってしまいます。
ボーイング737マックス8型墜落
10月29日、インドネシアのライオン航空の国内便が海上で墜落し、乗客が全員死亡しました。使用していた航空機は、ボーイング社の737マックス8型と呼ばれる機体です。墜落した機体のコックピットの計器が正確に表示されていなかったという報道があります。
そもそも、ライオン航空って、初めて聞きました。インドネシアといえば、ガルーダインドネシア航空なら乗ったことがあります。
ライオン航空は、格安航空会社(LCC)で、インドネシアのジャカルタを中心に、国内線と、近隣の東南アジアの国際線を持っている航空会社のようです。
事故っていることが大変多い航空会社のようで、過去15年間で今回の事故を除いても5回、着陸失敗や機器トラブルで、死者や怪我人を出しているようです。整備や操縦が甘いのかもしれません。
ちなみに、737マックス8型は、乗客200人弱の小型ジェット旅客機です。737マックスシリーズは、2016年から生産されはじめ、今回事故があったライオン航空以外にもサウスウェスト航空やユナイテッド航空、アメリカン航空などが100機以上受注しています。
飛行機墜落で連想売り?
今回の事故で、ボーイングの株価は、-6.59%も急落しました。ボーイングは直接関係あるので、急落するのは理解できるのですが、レイセオンもロッキードマーチンもノースロップグラマンも、それぞれ-5%前後急落してしまいました。
痛いです。飛行機墜落で、ボーイングが下げたので、防衛関連株が連想売りで売られたのかもしれません。他に理由があるのかもしれませんが、もし、ただの連想売りなら、わりと安直な考えで、株価って動くんですね。