ボーイング(BA)の株価爆上げ中、まだハイリスク

これまで、コロナによる経済自粛とコロナ治療薬への期待から、ハイテク株とバイオ株が多く組み込まれているナスダック指数が急速に株価を回復させてきました。だから、GAFAMなどの大型ハイテク株の個別株やQQQといったETFに投資した人が多かったと思います。一方、工業株を中心としたダウ指数は回復が遅く出遅れていました。ところが今週に入ってから、ナスダック指数の上昇に息切れが見え始め、逆に、ダウ指数は力強く上昇しています。

BAとRTXが牽引

アメリカの経済活動が再開するにつれて、これまで出遅れていた工業株が息を吹き返し、ダウ指数を押し上げています。ダウ構成銘柄のうち、特に、これまで下げまくっていたボーイング(BA)レイセオン・テクノロジーズ(RTX)の上昇が著しいです。

BAが鬼リストラ

ボーイング(BA)が上昇している理由として、従業員の10%削減といった大胆なリストラ方針が打ち出されたことと、運行が停止している737Maxの生産が再開されたことに起因しています。

従業員のリストラは、米国内だけでも1万2千人以上に及び、早くも今週中に6,770人に一時解雇を通達することが決まりました。すでに、2020年5月28日のたった1日だけで、5,520人も一時解雇されたとのことです。

BAの10%従業員削減は、全世界の従業員10%削減という意味で、BAの規模になると従業員だけでも全世界に16万人います。1万6千人の首切りとは容赦無いです。アメリカ企業は厳しいです。勤めるのなら、ゆるめの日本企業にしたいですね。

737Maxの生産に関しても、ゆっくりとしたペースで生産を再開し、来年中に月31機のペースで生産する予定です。

RTXも反転

一方、レイセオン・テクノロジーズ(RTX)もジェットエンジンや航空関連の部品を製造しているので、コロナショックでずいぶん株価が下落していました。やっと、経済活動の再開で、株価が急速に回復してきています。

BAを買う?

ボーイング(BA)のほうは、これまでの下落が酷かったこともあって、最近の追い風で、連日株価が大幅に上昇しています。そろそろ買いタイミングのようにも思えてきます。

ちょっと待て!

いや、ちょっと待った。もう少し広い視野で長期のBAのチャートをみると、これまでの大幅下落のせいで、最近の急反発がノイズのように見えてきます。

確かにまだ、737Maxの運行停止措置が解除されたわけではありません。ボーイング(BA)社は、7〜9月に解除される見通しと考えているようですが、これまでも何度も解除延期になっています。また秋になったらコロナの第2波が吹き荒れる恐れもあります。運行停止とコロナのダブルパンチが再び起これば、流石にBAも持ち堪えられなくなるかもしれません。

多分大丈夫だとは思うけど

私の予想では、多分、BAは復活して力強く株価は上昇していくと思っています。だから、今、BA株を買って長期投資すれば、すごいリターンが期待できます。

しかし、今回のBAを取り巻く状況は、異例中の異例であり、配当停止になるのも異常事態です。そう考えると、せめて737Maxが運行再開になるまでは、買い増ししない方が良いのかなと思っています。そのときには、ずいぶんBAの株価は上がってしまっているだろうとは思いますが、そのタイミングから買ったとしても、長期投資するのなら、いずれは何倍にもなります。長期投資で怖いのは、倒産でゼロになることです。倒産のリスクのあるうちは買い増しを控えた方が無難です。

そもそもうねりを取りに行く株式投資は、米国株の長期投資とは異なる戦略です。それをするのなら、手数料の安い日本株で実践すべきです。

どちらかといえば、RTXを買い増しかな?

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