ボーイング社(BA)の737Max購入キャンセル、エアバス社の後塵を拝す

7月7日、サウジアラビアの格安航空会社であるフライアディール社が、B737Maxの購入を取りやめることを発表しました。今後は、エアバス社のA320neoを50機購入して運用することが決まりました。

ボーイング社(BA)首位陥落

これで、今年上半期の納入機種数が前年同期比で-37%減少し、239機になりました。

当然のことながら、2機立て続けに墜落したB737Maxの納入はストップしています。代わりに、B737の型落ち機か、787ドリームランナーが売れているのみです。それ以外は、欧州のライバルであるエアバスが売り上げを伸ばしています。エアバス社の納入機数は、+28%も増えています。

なんと、納入台数が、エアバスが389機で、ボーイングを150機上回りました。このままいくと、2019年は年間納入数1位をエアバスに明け渡すことになりそうです。

さらにEASAからの追い討ち

また、ヨーロッパの欧州航空安全庁(EASA)が737MAXの運航再開を認める条件を米連邦航空局(FAA)とボーイング社に送付しており、その要件を満たすように修正しないと、欧州で運行が再開されない可能性が高いです。

まだ運行再開のめどが立っておらず、この問題は長引きそうな様子です。

BA株価底堅い

とりあえず、7月8日の株式市場は、フライアディール社の注文キャンセルで、BAの株価は下がりました。

翌日9日も下げて始まりましたが、結局+0.56%上昇して引けました。

現在のBAの予想PERが、15.6倍であり、底堅いのかもしれません。

トランプ大統領から援護射撃

9日のトランプ大統領からの発表によると、カタール政府がアメリカとの関係改善に向けて、ボーイング社の大型機購入、レイセオン社からのミサイル購入、シェブロンとフィリップス66社との石油化学複合会社の運営を締結しました。

ボーイング社の飛行機は、たとえケチがついても、なんらかの取引をアメリカ政府が他国に働きかけて販売してしまいます。飛行機は軍事技術とつながっているので、ボーイングが毀損されてしまうと、アメリカの安全保障にも関わる問題に発展してしまいます。だから、いざとなったら援護射撃が入るのでしょう。

BAも3年間ぐらいは低迷することはある

ボーイングのチャートを見てみると、確かに長期的にはグイグイ上昇していますが、それでもやはり3年間ぐらいは低迷している時代もありました。

石の上にも3年です。

今回の一連の事件で、BAの株価は再び低迷するかもしれません。それでも長期には右肩上がりなのです。

下がれば買い増しを実行して、長期保有続けるべきです。

売ったら負けです!