謝罪会見って、しないといけないのか?

こんばんは、チャイです。旅先のホテルで朝食をとっていると、紙の日経新聞が置いてあったので、朝からパラパラめくっていると、「春秋」という社説コラムがありました。企業トップの謝罪会見について述べられています。

謝罪会見のお作法

みずほフィナンシャルグループの経営陣が開いた謝罪会見に触れての社説でした。

謝罪会見には日本独特の作法があり、謝り方指南の専門家がいるらしいです。「おじぎは5秒。長くても短くても誠意が伝わらない。角度も細かく指定する。登壇者が複数の場合タイミングを合わせる練習も必須になる。」

先日のみずほの謝罪会見も、冒頭と最後のおじぎが5秒強、そろって頭を下げ、社長に合わせ面をあげるという指南通りの謝罪会見だったとのこと。

外資系には解らない

このコラムの冒頭には、「外資系企業で働く広報担当者などが困ることの1つに、謝罪会見へのトップの理解不足がある。」とのこと。

早い話、なんで謝罪会見を開かないかんのかよくわからんと、本国も日本法人の社長も弁護士も言い出すらしいとのこと。

そりゃそうでしょう。なんでテレビや新聞記者相手に謝らないといけないのかさっぱりわかりません。

私の経験

私もそういう経験がありました。

これはうちのミスで私が、外部の委員の方も含んだ調査委員会のメンバーに、経緯を説明しました。委員からの質問も全部答えて、どや!と思って閉会したのです。

ところが数日後、上の人に呼ばれて、

上司「えらいことになった。あとで、みんなカンカンだったらしい。」

私「なんでですか?」

上司「謝罪の言葉が一回もなかったから、収拾つかなくなった。」

私「なんで、謝らないといけないのですか?あの人たちになんも迷惑かけてないでしょ、芸能人の不倫謝罪会見みたいで、意味不明ですよ!」

マスメディアと大衆への迎合

こういう日本式謝罪会見、よくよく突き詰めて考えると、テレビや新聞が取材して記事にして視聴率や発行部数を伸ばしたいだけでやっているものです。

要するに、そういう謝罪会見を見たい人が視聴者や読者にいかに多いかということです。

どんな人かといえば、利害関係の全く関係ない視聴者や読者の中で、エリートが謝っているのを眺めて飯が美味く食べられる人のための謝罪会見なんですよ。

そういう謝罪会見を見慣れていると、私の説明でも謝罪の言葉がなかったと怒り出す人がいてもおかしくないのかな?と思いました。

外資系の企業トップは、海外にはそんな習慣はないので、私と同じで、なんで謝らなあかんねん?って思うのも無理ないです。

日本経済をダメにしている

こんなことしていたら、日本の経営陣は思い切ったことが何もできなくなって、穏便に済ませようという経営になりがちになってしまいます。それが今の日本企業の閉塞感だと思います。

そもそも謝罪会見て法的義務ないでしょう。でも、やらないとテレビも新聞も許しません。

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今後、こういうマスメディアの権力はどんどん落ちていきます。先日もフジテレビがリストラを断行しました。テレビや新聞記者が謝罪会見しろって言っても来ても、企業がつっぱねられる時代が来ることを願っています。