アマゾン(AMZN)株 第4・四半期の決算報告後に急落

1月31日にアマゾン(AMZN)の第4・四半期決算報告がありました。売上高も利益も予想を上回る結果でしたが、売上高見通しが悪く、2月1日の株価は、-5.38%も急落しました。

売上高見通しがイマイチ

まず、売上高が723億8千万ドルで、市場予想の718億7千万ドルを上回りました。これは、前年同期比20%増の売上高です。

一株当たりの利益(EPS)は、6.04ドルで、市場予想の5.68ドルを大きく上回っています。

驚きなのが、前年同期比で、EPSが63%も上昇していることです。

しかし、第1・四半期の売上高見通しが、560〜600億ドルと発表されました。市場予想が607億7千万ドルであり、予想を下回ったため、成長鈍化が懸念され、翌日の株価が、-5.38%下落することにつながったわけです。

AMZNの株価は下げ止まっている

たしかに、2月1日の株価は、5%以上下がりましたが、決算報告前の2日間はかなり上げていたので、もとに戻ったような格好になっています。株価も、チャートを眺めてみると、昨年末に底値になってから、落ち着いてきていると思います。

AWSが利益をとんでもなく稼いでいる

もう一度、決算報告の数字をみてみると、前年同期比で、売上高は20%増ですが、利益は60%増になっています。一体何が稼いだのかというと、クラウドサービスであるAWS部門の売り上げが45%増に増加したことによるものと、広告事業の売り上げが2倍に増加したことによるとのことです。これらの事業は、薄利商売のネット通販に比べると利益幅が大きいので、売上高の伸びの割には、利益が大きく伸びたと考えられます。

ようするに、ネット通販はそろそろ頭打ちなので、次の四半期の売上高予想がイマイチだったということのようです。

AWSは水道や電気のようなインフラ設備

AWSというのは、「Amazon Web Services」の略で、アマゾンの総売上高全体の1割程度なのですが、利益は半分以上を稼ぎ出しています。いつのまにか、アマゾンはネット小売店ではなくなっているということになります。

マイクロソフトのアズール(Azure)というのがクラウドサービスで有名ですが、AWSは世界シェア1位で、2位のアズールを2倍以上引き離しています。

ストレージやweb作成、セキュリティや演算ソフトの提供など、企業がクラウドコンピューティングのインフラを構築するサービスをおこなっています。

トヨタ自動車などの日本の大手企業もAWSを導入していますし、会社にとっては、水道や電気みたいに絶対必要なインフラになってきています。

バフェットのIBMと同じ理屈

IBMが企業のコンピュータインフラの事業をしていて、一度契約したらなかなか乗り換えるのが難しいので、ワイド・モートだ!ということで、ウォーレンバフェット氏が、かつて、IBM株を保有しました。結局、ハードメーカーからクラウドサービス企業への移行がおもうように進まず、バフェット氏はIBM株を手放しました。その時に、バフェット氏は、この業界も競争が激しい、というような発言をしていたと記憶しています。

アマゾンのAWSが業界1位なら、これは、ワイド・モートです。水道や電気が会社によって規格が違っていたら、1回導入したら最後、ずうっと継続して使い続けることになります。

アップルのiPhoneと同じ現象

アマゾンの売上高が鈍化して株価が下がった現象って、アップル(AAPL)が、iPhoneの販売台数が鈍化してきたという報道のために株価が下がったときの現象と同じではないでしょうか?

そう考えると、今後、アマゾンのネット販売が鈍化しているという報道が出て、株価が急落したら、AMZN株は買いです!