ボーイング(BA)のライバル エアバスがA380の生産中止

欧州の民間航空機生産会社であるエアバスが超大型旅客機A380の生産を打ち切ると発表しました。これは、エアバスにとって、ネガティブなインパクトであり、ボーイング(BA)にとっては追い風になります。

民間機のシェアは、ボーイングとエアバスが寡占状態

民間航空機のシェアは、フランスに本社を置くエアバスとアメリカのボーイングがほぼ同じぐらいのシェアで、それぞれ約4割を占めています。その次が、カナダのボンバルディアとブラジルのエンブラエルですが、かなりシェアは小さく、それぞれ約1割未満です。この4社だけで、全体の9割以上になりますし、ボーイングとエアバスだけで世界の8割を占めている状態です。かなりワイドモートな世界です。

超大型旅客機は時代遅れ

今回、エアバスが生産を中止したのは、販売不振にあえいでいた超大型旅客機A380です。これのライバルは、ボーイング747です。通称「ジャンボジェット」とよばれる飛行機です。

こういう超大型旅客機は、エンジンが4基もついているんですが、最近では流行らなくなってきています。ボーイング747も50年前にデビューした、かなり古い形式の機種です。

一方、エアバスのA380は、2005年に完成したまだ13年しか経っていない新しい機種です。新しく開発した機種が短命に終わるのは痛いです。A380は、700機以上の受注を見込んでいましたが、300機しか売れませんでした。

旅客機の利用客は増えている

世界の旅客機を利用する旅行客はどんどん増加しています。増加していると言うことは、気軽に飛行機を利用する客が増えてきていると言うことです。そうなると、大きな旅客機で大勢の人数を主要国の首都近くにある空港同士を輸送するよりも、中小都市の国際空港を中人数でたくさんの便数できめ細かく輸送するようになるほうが便利です。

私が学生の頃は、とんでもなく大勢の人数が乗れるジャンボジェットでヨーロッパやアメリカへ旅行に行きました。大陸を横断したり、太平洋を横切るには、4基のエンジンが必要なんだよ、といった本当か嘘かわからないことを聞かされたことがあります。

双発機に時代が移っている

ボーイング747もそろそろ生産中止の噂があります。一応、貨物での受注はあるようで、そういうわけでボーイング社もフルモデルチェンジせずに細々と生産しているようです。開発費も必要なく50年前の機種を売っているというのは効率が良い商売です。

すでに、エンジンが2機(双発機)のボーイング787や777、エアバスならA380に主流が移っています。4発のA380だと空席が出た場合、大きな機体を飛ばすための燃料代が無駄になり、すぐに赤字になってしまい、航空会社の経営が厳しくなってしまいます。

ボーイング株は絶対長期保有

エアバスA380が失敗した隙に、双発機の787や777をボーイングは販売することができます。そんなエアバスのエラーがなくても、世界のシェアの8割をこの2社が占めている寡占状態です。ボーイング株(BA)絶対買いです!